第64章 ※トッティの葛藤 末弟END
「どっちも当てはまんないからっ!!僕たち食べに来たんだけど…って何メニューしまってんの!?」
チッ、バレたか。童貞だから気づかないと思ったのに。
「どれ、一つオレが手本を見せてやろう。ラテのトールサイズ、エスプレッソをドッ」
「スタバァじゃねぇよっ!!」
「あれだ!確か、ケーキセットってのあったよな!じゃあケーキとかわいい女の子を大人のハッピーセットで」
「そんなセットねぇよっ!!」
某ピエロに消されるような発言やめて。
「……三色団子に…お抹茶」
「甘味処じゃねぇよっ!!」
「ぼくねぼくね、パフェーー!!」
「はーい、以上でお決まりですか?480円でーす」
「俺頼んですらねぇしっ!!??」
チョロ松兄さん、童貞だから気づかないと思ったよ…ってこれ二回目か。
そして五人全員童貞だったね。
「ハァ……いるだけで他のお客様のご迷惑になりますので、さっさとっとと選びやがったのち消えろください」
「敬語と暴言と文法滅茶苦茶だけど!?」
なんで休憩前に来るかなホント。
いや、休憩中に来られた方が地獄だったか。
もうムリ胃が痛い。
コイツら確実にボクの消化器系破壊しにきてる。
「トッティ、休憩どうぞ……っあれ、みんな!来てくれたんだ!」
「っ!?」
なんてことだ!!
このタイミングで主ちゃんが来ちゃったよ!?