第64章 ※トッティの葛藤 末弟END
「ちょっと待って。トランプ片付けるから」
僕が床のトランプを拾っていると、カラ松兄さんが掛け布団を敷いた風圧で、一松のトランプタワーが崩壊した。
「チッ…」
「あ……すまんブラザー」
「なんだクソ松……そんなに死にたかったのか」
「わ、悪かったって!ほら、手伝う!オレもタワー手伝うからもういちどおぉぉぉおうっ!!??」
一松に腕ひしぎ十字固めをされ、床ををバンバン叩くカラ松兄さん。
そんな二人を見てはしゃぎだす十四松。
「プロレスー?まぜてまぜてーー!!」
「じゃあ俺レフェリーな!いーーーーち、にーーーーーい、さーーーーーーー…」
おそ松兄さんまで審判を始める始末…。
「カウントおっそ!どこの阿部五郎だよ!!そしてお前ら寝る気毛頭無いだろ!?」
「十四松〜、長男の命でいい子ぶってるチョロ松にラリアット」
「イエス!あいっ!どぅーーーんっ!!」
「うぶっ!?」
ラリアットで床に叩きつけられると、脳天が揺さぶられ目の前がチカチカした。
「いってぇなぁ!!何すんだよ十四松っ!!」
僕の中の何かが壊れ、十四松にチョップをお見舞いする。
「ボゥエッ!!やるねーー!!」
布団の上で大乱闘が始まった。
枕という狂気も飛び交い出す。