第64章 ※トッティの葛藤 末弟END

「おかえりトッティーー！！」

「ただいま十四松兄さん」

「トッティ、男同士の戦い、お前も参戦するか？」

「いや、今日はもう寝るよ」


トド松は、部屋に入るや否やパジャマに着替え始めた。

ゲスな笑みを浮かべながら、おそ松兄さんがトド松の肩を抱く。


「なんかノリ悪くなーい？彼女とヤルだけヤってお疲れな感じー？」

「違うよ」

「え？主ちゃんじゃないの？」


僕の質問に一瞬口ごもり、


「友達と飲んできた」


サラリと一言。


「へぇ…」


てっきり主ちゃんとデートしてるとばかり思ってた。

なんだろう。

いつもと様子が違う。

ちょっと元気が無いような…？


「もうホントに寝るから」

「ぼくもぼくもーー！！」

「フン、ゲームセット……か」


カラ松兄さんと十四松が、丸まった布団を押入れから出してクルクルと広げだす。