第62章 ※おそ松と何気ない日常を過ごしたい時に読む話
こうしてくっついていると、あったかくて幸せだけどさ…。
「出かけようよ。映画観に行きたい」
「映画ー?お前家で観る派っつってたじゃん?」
「ちょっと出遅れてるけど、『君の縄』観たいの」
「何それ?SM?」
「知らないのっ!?ってゆーかすぐ下ネタにして下品っ!信じらんないっ!」
カッとなってベッドから起き上がろうとするけど、おそ松くんの力に勝てる筈もなく、太腿を股の間に入れられ抱きつかれた。
両足が絡み合い身動きが取れなくなる。
「だーっもう、冗談だよ!知ってるに決まってんだろ」
「もうやだ!テンション下がった!」
「じゃあ上げてやるよ」
「あ…っ」
服の上から敏感なところをつねられる。
「等価交換しない?」
「な…に、いって…る…の」
弱いところを攻められ、身体の力が抜けていく。
「ヤらせてくれたら、起きるし映画も行く!」
「でも…じかん…ないっ」
「じゃあ…早くヤろうぜ?」
「あ…やんっ」
「こら、暴れんな…」
……
…………
おそ松くんにされるがまま抱かれ…こうなるのもいつものわたし達だ。
結局、家を出たのは昼過ぎだった。