• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第60章 チョロ松とオコタみかんしたい時に読む話



「どうしたの?」

「俺さ…やっぱ弟に嫌われてんのかなー」

「え?」

「なんっかすぐ喧嘩になっちゃうんだよ、マジで心配してんのに」


おそ松くんは、チラリとチョロ松くんが寝ているのを確認すると、話を続けた。


「でも、主ちゃんと一緒なら、俺が気にかけなくても大丈夫だな。コイツ彼女出来てから、全然アイドルのライブ行かなくなったし」

「へぇ、そんな趣味があったんだ」

「趣味っつーか、現実逃避っつーか…ま、チョロ松をこれからもよろしく!」


ぽんぽんと頭を撫でられると、なんだかくすぐったい気持ちになった。


「素直になれないだけで、チョロ松くん、おそ松くんを大好きだと思うな」

「そうかぁ?」

「うん、なんとなくそんな気がする。ただ、その…いろいろ知られちゃうのが恥ずかしいみたいで」

「俺は別に、弟が変態でも玩具使いでも気にしねーのに」

(バ、バレてる…)


ものすごくこちらが恥ずかしいのだが、おそ松くんは気にする様子もなく、みかんをパクッと食べた。


「ま、そーだよな。二人が楽しんでんならそれでいーし。あー腹立つー!俺も彼女ほしーい!」

「ふふっ、トト子ちゃんとは上手くいってる?」

「いってねーから言ってんの!ったく、チョロシコのくせに…なんで……くそっ………!」

「…おそ松くん?」


俯くおそ松くんの顔を覗き込むと、おそ松くんの頬がほんのり赤らみ、そして…


「なぁ…今だけ」

「!!」


トスンとわたしの膝に頭を乗せてきた。


/ 1118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp