第59章 一松とにゃんにゃんしたい時に読む話
ちゅぱっとクリから口を離し、モゾモゾと主の上に乗っかって毛布の中から顔を出した。
「…お早いお目覚めで」
「もう…ビックリした」
このまま虐め抜いてやろうと焦らしプレイに移行しようとしたら…
—ガバッ—
「は?」
主が起き上がり、今度はおれがベッドに背中を沈める体勢になる。
おれの上で、少し眠たげに妖しく微笑む主。
そしてなぜか機嫌が悪そうだ。
「せっかく…一松くんにくっついて気持ちよく寝てたのに、眠ってるわたしに勝手に何してた?」
いつもと様子が違う。
「ま、待て…どうした!?」
主は動揺するおれを無視してパンツを下ろすと、片手に唾を垂らし、その手でおれの竿を握った。
「一松くんのせいで、ミツゴロウさんに夢の中で何されたと思ってんの?」
「はぁっ!?」
知らないんですけど。
っつーか、ミツゴロウとあんなこといいなこんなこといいなしてた夢見てたの!?
「とにかく、責任とってね?」
「…ぅ…あぁっ」
ヌルヌルな手が、おれのを扱き始めた。
「なんでっ…主…っ!!」
「ふふっ、昨日いっぱいエッチしたのにもうこんなに硬くしちゃって……かーわいーい」
「うっ…やめろ…よ…!」
おれも主も低血圧で朝はテンション低いのに…。
(なんか、主人格変わってない!?)
人格変わるほどアニマルマスターに何されたの!?
身体中バター塗られて大量の犬でもけしかけられたの!?
それ…猫とマタタビでやってみたい…ってヤメろおれ!!
変な妄想すんじゃねーー!!
「今…わたしの夢が気になったんでしょ?」
「え!?」
なんでバレた!?
おれそんな顔に出てた!?
「…へーんたーい」
「っ!!」
主が亀頭を掌で包み、激しく上下に扱いた。
もうダメだ。
今日もお前に堕ちていく。