• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第58章 ※十四松とのんびりしたい時に読む話


寝室で部屋着を脱いでいると…


「わっ!!」

「キャッ!?」


十四松くんが脅かしながら背中を抱きしめてきた。


「ビックリした!もうココア飲んだの!?」

「うん!!」


10秒くらいしか経っていないのに…。


「ねーねー、セックスしていーー?」

「えぇぇっ!?唐突すぎるよ!」

「タッティ!!」

「でも、雪溶けちゃうって言ってたのに」

「ボゥエッ!?」


いつものように、目と舌をすごい顔で飛び出させている。

きっと、彼の中でエッチと雪がせめぎ合っているに違いない。


「…いいよ。サクッとエッチして出かけよう?」

「ほんとーー!?」

「うん…」

「モーニングセクロス入りまーーす!!」

「あはははっ!」


十四松くんは、わたしを抱きしめながら勢いよくベッドにダイブした。

…と、思ったら、


「主ちゃん…ゴメンね」


今度はしょんぼり眉尻が下がっている。


「えっと、なにが?」

「早く雪で遊びたいよね?」

(それは、主に十四松くんがじゃないかな…)

「十四松くんとなら、何をしてても幸せだよ?」

「っ!!」


—プシューーーッ!!—


「うわっ!?」


十四松くんが顔を真っ赤にしながら、蒸気機関車みたいに顔中の穴という穴から湯気を噴射している。


(うん、十四松くんだもんね…湯気ぐらい訳ないよね…)

「もしかして…照れてる?」

「あれ?バレちゃった!!」

「バレバレもバレバレだよ…昭和のギャグ漫画みたいな反応するんだもん」

「えー?」


キョトンと小首を傾げるいつもの癖にクスリと笑顔が溢れる。


「ね…きて」

「…うん」


ココアがほんのり香る優しいキスは、わたしの心をときめかせる。

久しぶりに一日中十四松くんと過ごせるという喜びに、心も身体も震えながら彼を求めた。


・・・


/ 1118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp