第57章 トッティとドキドキしたい時に読む話
ブラジャー越しに感じる体温。
「あ…」
「ふふっ、嬉しいな。ボクと同じだね?」
主ちゃんの心臓も、早鐘のように音を立てている。
ボクにドキドキしているのがバレちゃって、恥ずかしそうに揺らめく瞳。
それがあまりにも可愛くてまぶたにキスを落とした。
そのメイクだって、ボクをムラムラさせてるの分かってる?
いつもナチュラルメイクなキミが、ちょっぴりがんばったピンクパールのアイシャドウ。
都心にまで出かけるから、精一杯のオシャレをしてくれたんでしょ?
ボクが気づいてないとでも?
そして下着までピンクとか…。
それってもうさ、も、もう…
(超絶かわいーーよーー!!!!桃色ランデブーーーー!!!!)
え、何コレ?
バカなの?
なんだよ桃色ランデブーって!?
興奮しすぎて、チョロ松兄さんとカラ松兄さんがコラボした、最高にイタくて三度の飯よりシコるのスキーみたいになっちゃったよ!?
二十歳過ぎたいい大人なのに、黒歴史自分の中に作っちゃったよ!!
…ちょっと余裕がなくなってきた。
ボクもう、カワイイモードオフにしても…いいよね?