第57章 トッティとドキドキしたい時に読む話
ぷるんと紅く色づいた唇をそっと奪うと、グロスの味がした。
あぁ女の子だなぁってキュンとする。
ボクも唇ケアはもちろんしてるけどさ、さすがに口紅やグロスは付けないもん。
女の子って、どうしてこんなに男をドキドキさせる要素満載なんだろう。
「ふふっ、トド松くん唇まっか」
「カワイイでしょ?」
「うん、カワイイ!」
「えへへっ……ってコラ」
枕の上に押し倒し、片手でブラジャーのホックを外す。
「時間ないって言ってるのに」
グロスの付いた唇で、そのまま愛らしい胸の先端に口付けた。
「あ…んっ」
普段は丁寧な前戯を心がけているボク。
よく雑誌に載ってる、
ハグ→なんか雰囲気ある言葉→キス→ディープキス→なんか雰囲気ある言葉→耳・首筋→ぬぎぬぎ→胸→クリトリス→クンニ→手マン→なんか雰囲気ある言葉→合体!!
という王道コースが大体の手順なんだけど…。
急に2つ3つすっ飛ばしたから驚かせちゃったね。
戸惑うキミをそっちのけで、ボクは既にキュッと縮んだ乳首を舌でコロコロ転がした。
舌でキミを味わいながら、スカートとタイツに手をかけ、自身も下を脱いでいく。
気持ちよさに身を任せ、荒い息遣いの主ちゃん。
そんなんじゃ足りない。
声を聞かせてよ。
子猫みたいに甘える喘ぎ声を…さ。
…って、イッタイなぁボク!?
どうしちゃったの!?
「もう、かわいい主ちゃんがいけないんだよ!」
「えっ?急になあに…ひぁっ!」
口を少し開き、ワザとジュルッと音を立てて乳房ごと乳首に吸いつく。
「あ…あぁぁあ…っ!」
甘くて柔らかくて、どんなスイーツよりも美味しいボクだけのおっぱい。
唾液をたっぷり絡ませ吸いながら、舌をチロチロと蠢かせれば、嬌声はますます激しくなる。
背中を仰け反らせ、気持ちよさそうに固く目を閉じ喘いでいる。
(そうそう、その声…その声が好きなんだ)
既にボクのタッティは、痛いくらいにタッティである。
ボクは主ちゃんの脚を開かせ、その間に身体をうずめた。