• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第56章 お前がいないとだめなんだ カラ松


カラ松視点



何度も後悔していた。

お前を寂しがらせたことを。

つまらないプライドなんかでお前を傷つけてしまったことを。

なぁ、こんなバカなオレでも許してくれるのか?

必要としてくれるのか?

愛してくれるのか?

……いつになく不安になってしまっているな。

こんなのはちっともオレらしくない。


思いを確かめるように、そっと唇を重ねる。

すると、主は照れくさそうに唇を薄く開き、オレを迎え入れてくれた。


「ん……」


主の中で、二人の舌が戯れるように絡み合う。
追えば逃げ、捉えたらワザと離す。
すると、切なそうにオレの首に腕を回す主。

甘美な遊びに夢中になりながら、二人の呼吸が荒くなっていく。

その息遣いすら、今はただ愛しい。

柔らかな胸の膨らみを服の上から撫でると、主は抱きつく腕をさらにキツく絡めた。


「もう、勝手にいなくならないで…」

「わかってる」


震えているのは不安だからなのか?

こんなに大切な女を傷つけてしまうなんて、やはりオレはどうしようもないギルトガイだ。

思いを伝えたくてキスが激しくなってゆく。

求めるように舌を吸い、離すまいと甘噛みすれば、お前の唇から吐息がこぼれ落ちる。

服の上から触れているだけでは物足りなくなり、手を服の下に滑り込ませた。


/ 1118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp