第54章 長男に松野家お呼ばれのちトランプ時々裏
おそ松視点
ワザと音を立てるように手マンすると、マン汁が腕に伝うほど溢れ出した。
「や…めて…おにぃちゃあん!!誰ともしてないっ!してないよぉぉお!!」
俺のムスコが復活するまでに主ちゃんを気持ちよくしてやろうと思って思いついたんだけど…嫉妬モノって悪くねーな…。
しかも「おにぃちゃあん!!」だぜ?
すぐギンギンになりますよ、お兄ちゃん。
主ちゃんは恥ずかしくても、いつも俺の要求に応えてくれる。
ホントにいい女だよな……ニートな俺には勿体無いくらいだ。
なんて不安を払拭させるため、俺は手マンにひたすら没頭した。
「嘘じゃないな?」
「んんーっ!」
声が大きくなってきたので、予め用意しておいたタオルで主ちゃんの口を塞ぐと、涙目になりながらコクコクと頷いている。
「…ちゃんと俺だけを好きだよな?他のヤツなんて…目に入らないくらいに…」
気がつくと、ただの演出だった筈なのに心の声が出ていた。
俺がそう聞くと、気持ちよくて余裕なんて無いくせに、主ちゃんの瞳が一瞬優しくなった気がした。
主ちゃんが魅力的になればなるほど嫉妬心が芽生える。
弟達なんて、案の定ゾッコンだしな。
(ぜってー誰にも渡さねぇ)
俺は、手がつりそうになるのを堪えながら愛撫を続けた。