第53章 番外編 秘密の放課後 F6一松
主の身体は大人びてはいるものの、まだセックスにそんなには慣れていない。
何日ぶりかも忘れたほど久々なのに、急に奥まで挿れたら痛いだろうと思い、亀頭を膣の入り口付近の浅い所でゆっくりと出し入れしてやる。
だが…久しぶりなのはおれだって同じだ。
これだけで達しそうになったが、必死に我慢して主を気持ちよくすることに集中した。
「あ…あ…いちまつくんっ…!」
気持ちよさそうに喘ぐ主。
引き抜いた肉棒は透明な糸を引きながらぬらぬらと光る。
そして、肉棒に付着した愛液の一部が白濁化して泡立っていた。
—くちゅ…—
肉棒の先端を一度完全に引き抜き、再びゆっくりと熱い中に沈めていく。
だが、最奥までは挿れずに全体の3分の1程を挿入し、再び抜くのを何度も繰り返した。
—ぐちゅうぅっ…—
(これでは、おれが生殺しだ…)
理性の紐が切れそうになりながらも、蜜口に浅く自身を出し入れしていると、主の身体に変化が訪れる。
「あっ!あぁ…、んっ!ああ…」
引き抜く時に、膣全体がギュウウゥゥッと収縮し始めた。
それはまるで、愛液にまみれた硬い肉棒を必死に掴んで離さないようしているようだった。