• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第53章 番外編 秘密の放課後 F6一松


「行くぞ主っ!」

「うん、キャアッ!」


主の手を引き校内へ行こうとすると、
またしてもオットセイが追いかけてきた。

すると、おそ松兄さん達はオットセイの周りを取り囲み、順番に甘い言葉をかけていく。


「そんな顔はおよしよ…子猫ちゃん」

「一度しか言わねーからな!……ずっとオレのそばにいろ…」

「僕、最近分かったんだけど…君がいないと…ダメみたいです」

「今夜は寝るヒマなんてあげないよっ」

「女の子みたいって?…ふふっ、二人きりになったら…どうなると思う?」


みんな…さすがだ!みるみるオットセイが縮んでいく。


「スゴい!それぞれの個性を活かした愛の台詞により、彼女の膨れ上がった憎悪が浄化され、本来在るべき姿に戻り始めている!!」


主どうした!?解説キャラになっている場合ではないぞ?早く二人きりになりたいのだが…。


「今のうち逃げるぞ!」

「え…もう少し見ていたいかも」

「何を言っている!?」

「だ、だめ?」


カミさん…勘弁してくれ…。


「お前は……おれだけを見ていればいい」

「っ!!」


よかった…頬を赤らめている。
なんとか五人に打ち勝つ事が出来た。
これで負けたらショックすぎて、F6一松強制解除するとこだった。

おれはみんなとアイコンタクトを取り、オットセイがひるんだ隙に、主と校舎へダッシュしたのだった。



・・・


/ 1118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp