第52章 番外編 神松育成ストーリー(読切逆ハー裏)
おそ松視点
俺はコイツを知っている。
そう、ビッグでカリスマレジェンドである主人公、おそ松様の存在を脅かすクソなアイツだ。
「お前はまさかっ、神松!!??」
あっけに取られている主ちゃんをよそに、俺ら五人は震えながら肩を寄せ合った。
なんなんだよ!!これからぐっちょんぐっちょんしようと思ったのによぉ!!
このタイミングの復活とかありえなくねっ!?
「だよねっ!やっぱいたよねっ!そーだよねっ!!」
「十四松兄さん!気づいていたなら早く教えてよーー!!」
少し前に十四松の様子がおかしかったのは、コイツに気づいたからだったのか…。
「主ちゃんはじめまして。僕は神松。兄さん達が人としての良い部分をこぼれ落とし、それが集まって生まれた、神の如く清き松」
「ろ、六人で一人分なの?」
(主ちゃんツッコむとこそこー!!??もっと気になる所いろいろあるだろっ!?)
「っつーか見ろおそ松!!アイツこの間より更に進化してるっ!!」
チョロ松が指を差すと、神松はムカつくほど神々しく微笑んだ。
銀髪八頭身、黄金色に輝く瞳。そして白いスーツ。
……って、ちょっと待て。