第52章 番外編 神松育成ストーリー(読切逆ハー裏)
一松はのそりと立ち上がると、わたしの手を引き押入れに連れ込んだ。
「ちょ、ちょっと!何!?」
「…何って、待ってたんだけど」
押入れの荷物、特にギターを乱暴に押しやるとわたしの上に覆い被さってきた。
「い、いた…い……!」
押入れの荷物が背中に食い込む。
「ここならバレない。少しだけガマンしてよ…」
向けられたのは冷ややかな微笑だった。
黙っているかと思ったら、乱暴になったり…他の五人に比べて、わたしは一松の性格を未だに掴めないでいた。
乱暴になると噛みついてきたり、引っ掻いたり、一松はわたしを執拗に痛めつけてくる。
「お願い…今はいじめないで…わたし、わたし…どうすれば…っ」
玄関で二人の話を聞いてしまったばかりなので、心がざわついて仕方がなかった。
「ウチに来たばかりの頃は、おれらにヤラれまくって喜んでたくせに…生意気」
「あ……ぁっ!」
注射前の消毒みたいに首筋を舐めた後、一松はうなじに鋭く噛み付いた。
噛み付いたまま一松は胸を鷲掴みにして、痛いくらい激しく揉んでくる。
「…あんたの気持ち、何となく分かるよ。あんたさ…信じてたヤツに裏切られたんだろ?悲しいよな?苦しいよな?自分なんてなんの価値もないゴミだって思うよなぁ?」
「やめ…て……」
一松の言葉が心のかさぶたを剥がし、傷口をグチュグチュと搔きまわす。
獣は首筋にキスマークを残し、パーカーをたくし上げ胸にしゃぶりついた。
「あんたはおれと同類…。こうしている間だけは救われるんだろ?必要とされてるってホッとするんだろ?ほら、おれを感じろよ!」
「あぁっ!いち…まつぅ…っ!いちまつーっ!!」
乳首を甘噛みしながら舌で転がされると、快感で子宮の疼きが止まらなくなった。