第52章 番外編 神松育成ストーリー(読切逆ハー裏)
「ところで十四松…」
「なーにー?」
「下半身物凄いことになってるけど…」
「タッティ!?」
た、たってぃ!?
「ええと、エッチする?」
「したいけどしなーい!!」
「えぇっ?なんで!?」
どういう事なのだろう。
したくてわたしが起きるのを待っていたんじゃないの?
「主ちゃんもうシなくても元気だからしないよー!」
「なっ!?」
何それ?
わたしの事を気遣ってくれてるの?
(わたしなんかを…)
十四松とは一度だけエッチをしたけれど、驚くほど絶倫だった。
夜明けまでずっと腰を振り続け、次の日アソコのヒリヒリが一日中治らないほどだったというのに。
(わたしが元気になってきたからって、我慢してくれているの?)
ずっと皆にされるがままだったけれど、今は違った。
気持ちよくなりたいんじゃなくて、気持ちよくしてあげたいと思った。
目の前の優しい男の子を、愛しいと思ってしまった。
「え…どうして?主ちゃん…っ!」
わたしは十四松のズボンを下げ、そそり立つ肉棒をゆっくりと咥えた。
「口でしてあげる…してあげたいの…いいでしょ?」
「いやだ!やめて…!」
「いいから、気持ちよくなって」
「……ゴメン…ぼく…」
謝らないで欲しかった。
身勝手なのはわたしなのだから。
よほど我慢していたみたいで、唾液をたっぷりつけて手でしごくと、十四松はすぐわたしの口内に欲望を吐き出したのだった。