第49章 みんなよくやるよね… 一松
一松視点
本当はそんな事わかってた。
別に友達がいなくたって…おれにはみんなとお前がいるって。
大好きな猫だって、仲良くしてくれるって。
…思っても絶対猫にしか伝えないけど。
でも、ドキドキさせたり、恥ずい思いをさせたそれ相応の報いを与えてやる。
心臓だって、お前といるだけで負担かかりっぱなしだし。
そう思ったおれは、いつもと少しだけ違う事をした。
「なに…これ?」
「ん?ちょっと面白そうだったから…」
主の手を後ろ手に縛ってみた。
これでオマエはおれの思うがまま。
全裸で拘束された主を舐めるように見ていると、だんだんと主の目が潤んできた。
「恥ずかしいから…そんなに見ないで…」
「でも…」
首筋に舌を這わせながら、既に湿ってきているそこをそっと指で撫でる。
「見られるだけで感じてるくせに」
「っ!!」
恥ずかしそうに目を瞑る主。
たっぷりと辱めてやる。
首筋からそのまま、感じやすい胸の先端へと舌を這わせた。
「あ…ぁんっ」
そうやって、お前はすぐおれをゾクリとさせる声を出す。
おれの征服欲を掻き立てる魔法の声色。
ワザと音を立てて吸い付けば、溢れ出す嬌声。
「ふーん、そんなに気持ちいいの?」
目を見れば、トロンとした瞳が頷くように揺らめいた。
(もっと楽しませてもらわないと…な)
ペロリと舌舐めずりをして、脇腹へと舌を滑らせた。