第48章 ※ハロウィン戦争 トド松
「主ちゃん、ボク達だけ二階で食べよう…」
「ま、待ってトッティ!」
ボクが主ちゃんの手を引き出て行こうとすると…
「おいトッティ!俺達の絶対領域様どこに連れて行くんだよ!」
「どいてくれる?」
「おそ松、なんだその呼び方は!レディに対して失礼だろ?すまなかったなデンジャラステリトリー!」
「ぜってーツッコまないからな、クソ松兄さん」
一松兄さんはタッティを自重したのか、かがんで黙々とケーキを食べている。
(相変わらず全身猫だけど、あの口とか目玉、ホンモノにしか見えないな…)
「なんだこのヤローッ!」
「キャッ!」
「うわっ!」
猫松兄さんに気を取られていたら、目の前に顎がしゃくれたボンバイエ兄さんが立ちはだかった。
「ちょっと!なんなのもう!」
「なんだチミはってか!?そうです!ぼくじゅうし」
「だからそれ猪○じゃなくて志○ケンだっつーの!!」
「ボゥエッ!!??」
頼むからタッティしながら主ちゃんの前に来ないで…。
もうダメだ。
まとめて来られると太刀打ち出来ない。
諦めかけたその時…
「アハハハハッ!!みんなおもしろーい!!」
「っ!?」
主ちゃんがお腹を抱えて笑い出した。