第48章 ※ハロウィン戦争 トド松
トド松視点
閉店後、主ちゃんがお義父さんに許可をもらって、兄さん達をお店に呼んだ。
売れ残ったケーキを、ボク達兄弟と主ちゃんで分け合って食べる事になったんだ。
オシャレなお店を貸し切って、ボク達だけでハロウィンパーティー開催だ。
「みんな!今日はありがとう!」
主ちゃんがコーヒーをトレイに乗せて、客席に座る兄さん達の元へ行った。
「いやぁ〜呼んで貰っちゃって悪いねーっ!俺たち客をしこたま呼び込んで、トド松を過労死させようとしただけなのに〜」
「そんな理由だったの!?」
何それ?感動していたボクがバカみたいじゃん!
「ふふっ、お客さんみーんな、五人の事面白いって喜んでたよ!アハハッ、十四松くん何その格好っ!」
「なんだチミはってか!?そーですぼくじゅうしまーーーつ!!」
「キャハハハッ!」
「十四松兄さん、それ猪○じゃなくて変なおじさんだから」
ボクは大きなお皿に売れ残ったケーキや焼き菓子を乗せて、兄さん達がいるテーブルの上に置いた。
『わーーーあっ!!ケーキだあぁぁあーー!!』
五人が犬のように舌を出しながら、ケーキに釘付けになっている。
「沢山食べてくださいねっ」
主ちゃんがニコッと微笑みかけると、途端に鼻の下を伸ばすゲス共…。
そして、彼女が椅子に座った時気づかれてしまった…。
ニーハイの絶対領域にガーターベルトという、最強の悩殺瞬殺ブラザーズを——。