第47章 僕、明日から本気出すから チョロ松
僕は寝転ぶ主ちゃんを、後ろから抱きしめるような体勢で横になった。
「そんな事ないよ?ぼ、僕は、誰よりも何よりも…主ちゃんが素敵だと思ってる」
「……」
ギュッと抱きしめて、少し冷えた小さな手を握りしめてあげた。
「主ちゃんの全部が、僕にとっては——」
あぁ、顔が熱い。心臓が痛い。
「…一番…だ、大事だから。だから、嫌な思いさせてゴメン……」
「チョロ松くん…」
くるりと身体をこちらに向けて、大好きな顔が僕を見つめてきた。
「ねぇ…さっきから腰に硬いのが、ずっと当たってるんだけど」
「えぇぇえ!?ゴメンッ!でも、しょうがないんだよ!本当にエッチで可愛かったんだから!」
困る僕を見て、主ちゃんにフワッと笑顔が戻った。
「本当にイチバン大事?」
「う、うん…っ」
「いじけてごめんね」
「僕も気が利かなくてゴメン」
繋いでいた手を、主ちゃんがおっぱいに持っていく。
「勝手にわたしがいじけただけなんだから、チョロ松くんは謝らないで」
「ちょっ、主ちゃん!?」
柔らかな感触が、僕の思考をおっぱい一色にしていく。
「ねぇ…チョロ松くん…」
耳元に主ちゃんの唇が近寄り、
「エッチ…しよ?」
たまらなく色っぽい声が、僕の耳元で紡がれた。