第47章 僕、明日から本気出すから チョロ松
恥ずかしそうにしている主ちゃんにぴったりくっつきながら、僕はページをめくる。
「わぁっ」
「ど、どう?」
「へっ?そんな事聞かれても…」
そうだよね、と言いながらも彼女の顔色を伺うと、赤い。兎にも角にも赤い。
開いたページは、セーラー服のJKが四つん這いになり、お尻を突き出してこちらを振り向いていた。
…お尻に食い込んだパンツを丸出しにしながら。
幸運にも…いや、コレは彼女にとって幸運なのか分からないけど、今日の主ちゃんはミニスカートを履いてきていた。
少なくとも僕にとっては幸運でしかない。
「あのさ…主ちゃん」
「なぁに?」
「試しにさ、この子と同じポーズ…取ってみてくれない?」
「えぇっ!?本気で言ってる!?」
本気なんだけどな。
本気以外なんだと言うのだろう。
「べべべ別にっ、強要はしないよ!でも、きっと…主ちゃんがこのポーズしてくれたら、この子より絶対に…その…」
「『その』の後は何?」
(ん?乗り気になってきてくれたかな?)
主ちゃん、未だに僕だって言葉にするのは照れちゃうんだよ?
でも、今の僕は照れよりも性欲が勝っていた。
「絶対に…可愛いと思うんだ。だから、見たいなって思って…」
「——本当に…見たい?」
「うん…僕だけにいろんな主ちゃんを見せて?」
今にもキスできる距離で、僕たちはしばし見つめ合った。
すると、主ちゃんは顔を真っ赤にしながらソファーから降りて——、
「…ちょっとだけ…だよ?」
床に四つん這いになりお尻を突き出して、ショーツを食い込ませながら振り向いてきた。
僕は思った。
もう人生やり残した事は無い。
いつでも悔いなく逝ける——と。