第6章 五男と性欲
主人公視点
(気持ちいい…)
何も纏わぬ二人の肌が重なり合う。
お日様をたくさん浴びたお布団のように、十四松くんはどこまでも優しく心地良いハグで、わたしを包んでくれていた。
「さわっても、イイ?」
「うん…」
大きな手が、わたしの胸をやんわりと包み込み、ゆっくりと動き出す。
「ん…」
「…すごく、カワイイね…」
肌の感触を確かめるように、指がサワサワと乳房を撫でた。
「でも、あんまり自信ないから…そんなに見ないで…」
「なんで?ぼく主ちゃんのおっぱい大好きだよ?」
「〜っ!!は、恥ずかしいからあんまりそう言うことも言わないのっ!」
「いただきまーす!」
十四松くんは、わたしの言葉をスルーして胸の先端に吸いついた。
「ん……あっ…」
優しく吸われ、舌で乳首をつつくように愛撫される。
甘い刺激に身を委ねていると、唇を塞がれ両胸を円を描くように揉まれ始めた。
「…んっ…っ……」
大きな手のひらに乳首がイヤラシく擦れて、切ない痺れが襲ってくる。
(じ、十四松くん…もっと乱暴なのかと思ってた…なんだか、すごく上手…!?)
意外な彼の一面に、驚きを隠せないでいた。