第41章 番外編 F6 十四松先生と二重奏を コーダ
「あれ?主ちゃんなんだか顔が赤いよー?大丈夫?」
「平気だよ、トド松くんっ。ピ、ピアノ練習しすぎて少し疲れちゃっただ…け」
繰り返される指の刺激に、子宮の奥が熱を帯びていく。
「もうっ、十四松兄さんたら!厳しくしないで休ませてあげてよねっ!」
「そうだね、一回ちゃんとイケ…いい音で弾けたら休ませてあげようかなっ!」
(今、確実にイケたらって言おうとした…)
先生を睨むと、お返しに笑顔が返ってきて、指が中にゆっくりと侵入してきた。
濡れそぼったわたしの膣口は、初めてだったのに、容易く先生の指を迎え入れる。
(す、すご…い…こんなの…はじめ…て…)
ねっとりと膣内で指が動き、狂おしいほどの快感が押し寄せる。先生の指が入ってると思うだけで、嬉しくて恥ずかしくてドキドキして、頭の中が先生でいっぱいになっていく。
「へぇ、そんなに練習したなら聴かせてよ!」
(おそ松くん…なんて事を言い出すの!)
「だってさ。どうする?ピアノ弾ける?」
十四松先生のこんなにいじわるな笑顔を初めて見た。わたしが半泣きになりながら許しを請うように見つめると、そっと耳打ちしてきた。
(ピアノが鳴っていたらさ、声漏れてもバレないかもよ?)
(嫌です!ちゃんと弾きますから指をやめてください)
(可愛いからダメ。ほら、弾いて)
(でも…!)
(弾いて?お姫様)
甘い声の色香に翻弄され、わたしは思わず頷いてしまった。
声を押し殺しながら両手を鍵盤に乗せる。