第39章 ※番外編 F6 十四松先生と二重奏を 第二楽章
「女を食い物にするお前に、大事な主とねっちょねちょさせる訳にはいかない!!」
「人聞きが悪いなぁ一松兄さんっ。あ、設定間違えちゃった!」
「テヘペロして話をはぐらかすな!!」
こいつ、黒なのか!?もう既に主はあんなことやそんなことをされ…って、も、もしや…!?
「なぁ、もしかして…お前があいつを傷つけたから、ショックで楽器が吹けなくなったんじゃないかっ!?」
「ぼくがあの子にひどい事したって?」
キョトンとした顔が余計におれを苛立たせる。
「とぼけるつもりなら、こっちにも考えがある!」
「や、やめなさい二人共!!何三角関係確定な感じで盛り上がっているのです!!」
カチャンとホチキスを空で鳴らした時チョロに両腕を掴まれたが、構わず十四松を怒鳴りつける。