第36章 番外編 F6 SIX SHAME BODYS!
「アハハッ、要するに、キミは夢の中で僕たちに食べられちゃうってわけ。そうだよね?おそ松兄さんっ」
十四松くんが笑顔ですごい事を言った。
「そうさ。主ちゃん、今日は僕達が日頃の疲れを癒してあげるから、沢山感じていいんだよ?」
「!!」
ヌルヌルと、おそ松くんの舌がワザと音を立てながら耳の穴の入り口を舐め始める。
そのまま低い声で囁かれた。
「そして、この中から一人、一番気に入った相手に中出しする権利…子宮権を与えて欲しいんだ。だから今だけは、トドの彼女という肩書きを忘れ、六人の愛を受け止めてくれないかい?」
(子宮権!?)
「子宮権」って初夜権みたいですごいネーミングセンスだなぁと思いつつも、キスと胸の愛撫が気持ちよすぎて何も話せなくなる。
「つまり、愛撫を制するものは、主の夢世界を制する」
チョロ松くんの隣にいた一松くんが話すと、全員がゆっくりと立ち上がり、ベッドから降りた。
「その通りだよ、イチ。それじゃあガイズ!今夜もいっちょ、ベッドの上でアイドル決めますか!」
—パンッ—
おそ松くんがカラ松くんとハイタッチすると、弟達がそれに続く。
「顔で!」
—パンッ—
「テクニックで!」
—パンッ—
「ボディで!」
—パンッ—
「ハートで!」
—パンッ—
「キミをイカせる!」
「夜の寝技は黒帯級!最強のアイドル!!」
おそ松くんの掛け声で全員が一つになった。
「エーーフシーーーックス!!!!」
—シャキーン!—
…ベッドでアヒル座りしているわたしに向かい、ギ○ュー特戦隊みたいなポーズを取ってきた。
(な、なんか微塵も意味分からないけどみんなカッコいいーー!!!!)
悲しくもわたしは見惚れてしまっていた。
ポーズを決め終わると、みんなやりきった感のある爽やかな笑顔で、そそくさとベッドへ戻ってきた。