第36章 番外編 F6 SIX SHAME BODYS!
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「うぅん……」
頬に暖かい何かがあたっている。
だんだんと意識が鮮明になり、それを手に掴むと…
「ふふっ、お目覚めだね」
「!!」
その正体はトッティの手だった。
「寝起きから大胆だね。でも、そんな所も好きだなっ」
トッティはそのままわたしの手をキュッと握りしめた。
美しい顔が目の前にくると、心臓がうるさいくらいに脈打つ。
至近距離が照れくさかったので起き上がると、わたしは目を疑った。
「なっ!?皆さんどうしているんですか!?それに…っ!!」
(なんでわたしハダカーー!!??)
真っ白なシーツを敷かれた巨大なベッドの上に、わたしは全裸で寝かされていたようだ。しかも、六つ子のみんなは黒いビキニパンツしか履いていなかった。
「何ですかこれ!?どうしてっ!!説明してくださいっ!!」
意味がわからなすぎてわたしが軽いパニックになりかけると、
「グダグダうるせー!ヤンチャな唇だな…塞ぐぜ」
「んっ…!?」
隣にいたカラ松くんが強引にキスをしてきた。
「んーーっ!!」
「黙ってキスを受け止めていろ」
「もうっ、主ちゃんを貸すのは今だけだからねっ!ボクもえーいっ!」
トド松くんがキスをしている後ろから胸をたぷたぷと揉み始める。
「んん……んーっ!」
(な…に?こんなのありえないっ!!というか、絶対にみんなこんな姿じゃなかった!もしかして、これは…夢!?)
「その通り。先にバラしちゃうけれど、これは君の夢の中さ」
おそ松くんが耳元まで近寄り囁いてきた。
「ん…んん……っ!」
カラ松くんがねっとりと舌をねじ込んできて、頭がボーッとしてくる。
「眠る直前、トド松の夢と君の夢がシンクロしたんだ。つまり今夜、本当は2人はセクロスする夢を見る予定だった」
「そこへ、孤独だった私達五人の想念が二人の夢をキャッチし、貴女の夢世界へと飛んできてしまったのです」
チョロ松くんが顎に手をあて、くんずほぐれつなわたし達を観察しながら話す。