第35章 番外編 F6 チョロ松と専属メイドの秘め事(長編)
「さぁ、主人に我儘を詫びなさい」
チョロ松様は悪戯っぽく微笑む。
わたしは恥ずかしさで涙目になりながら、ゆっくりと両手を胸から離した。
「ご、ご主人様、申し訳ございませんでした」
「よくできました。あぁ、とても可愛らしいですよ!」
チョロ松様も自身のシャツのボタンを外し、その素肌を露わにした。
しなやかに鍛えられた肉体美に、胸がうるさいくらいドキドキしつつも…釘付けになってしまう。
「チョロ松様…綺麗」
「貴女を肌で感じさせてください」
「あぁ…っ」
チョロ松様の素肌に包み込まれる。
二人の距離が0センチになった。
「気持ちいい。貴女の柔肌を、ずっと感じていたい…」
「…わたしも…です」
このまま、くっついて一つになって溶けてしまいそうだ。
「では、そろそろ…」
「え…?」
チョロ松様の顔がわたしの胸にうずめられると、チロチロと舌が這いだした。
「ん……っ…あぁ…」
初めて知る甘い快感に酔ってしまいそうになる。
「主、そんなに艶っぽい声を出されては、歯止めが利かなくなりそうです」
ちゅうっと敏感な胸の先端を吸われ、背中がビクンと跳ねてしまった。
「あっ、あぁ…!」
「もう、逃がしません」
跳ね上がった背中にそのまま腕を回され、悶える脚の間にチョロ松様が入り込む。
ソファーにわたしが座り、チョロ松様が床に膝立ちする体勢になった。