第35章 番外編 F6 チョロ松と専属メイドの秘め事(長編)
胸元のリボンを解かれ、黒いブラウスのボタンを丁寧に外されていく。
デコルテが露わになると、今度はフリルのついた白いエプロンの紐を解かれた。
エプロンを脱がされブラウスが開かれると、ブラジャーが丸見えになってしまい、恥ずかしくて顔を背ける。
チョロ松様は、わたしの鎖骨に優しいキスを落とした。
「あの…恥ずかしいです…」
「白くて透明感があって…まるで、中国の白磁器のようです。本当に…美しい」
チョロ松様は初めてと言っていたけれど、そんな事微塵も感じさせないほどスムーズに、わたしの衣服を脱がせていく。
唇が鎖骨から首、肩に這うと…
「…もう、いいですね?」
「あ…だめ…っ」
ブラジャーのホックを外された。
恥ずかしくて両手で胸元を隠す。
「見せてください」
「あの…まだ、心の準備が…」
チョロ松様はソファーに両手をつき、上からわたしを見下ろしている。視線をわたしの胸元に縫い付けたまま、目を細めた。
「見せなさい」
「でも、でもっ……自信がなくて…恥ずかしいのです」
「主人(あるじ)の命令が聞けないのですか?」
「!!」
それを言われてしまえば、もう抵抗なんて出来なかった。