第34章 番外編 F6 一松と囚われの姫君
「一松!!チミは400年前に帝国を滅ぼしたなんちゃら王家の末裔!!そしてこの娘は帝王の妃に選ばれし姫君!!」
「そ、そんなの聞いてませんっ!!嫌ですっ!わたしは一松と…!!」
「人の話は最後まで聞けと教わんなかったザンスかー?これから、チミ達にはこの『挿れるねザンスくん』を使って子作りに励んでもらうザンス!」
「なん、だと…!!何を馬鹿な事を!!」
ふざけた話に憤りで顔が熱くなる。
「帝国の脅威であるなんちゃら王家の血統を、敢えて取り込み世界征服を企てるという、帝王の斬新で壮大な野望の第一歩!!それが、チミの子種をこの娘に植え付けることザンス!!シェーーーー!!!!」
なんと卑劣で滅茶苦茶な話なんだ。
世界征服も馬鹿げた妄言だが、まるで主を子を孕む道具のように扱うなんて。
そんなの、許さない。
「そんな愚かな野望に、主を巻き込むわけにはいかないっ!!」
「まだそんな事を言ってるザンスか?チミ達はミーに囚われたあわれなピヨちゃんなんザンスよ?拒否権なんて無いザンス!!ポチッとな!!」
イヤミがボタンを押すと、二人を拘束している触手が妖しく蠢き始め…
「一松っ!!イヤーーッ!!」
「なんだこれは!う…っ!?」
俺達は、全身を舐め回されるように、触手に愛撫されていく…。