第31章 ※アンケート投票第1位 俺の精いっぱい 長男
あれから数日が過ぎ、今日は主ちゃんの誕生日。
俺は、主ちゃんとチビ太のおでんを食べに来ていた。
客は俺たちだけである。
「なんでぃ!?主ちゃん今日誕生日なのかバーロー!?」
「そうなんです!なので、おそ松くんがおでんご馳走してくれるって」
「おそ松…おめぇなぁ、何も誕生日におでん食いに来る事ねーだろ!もっと気ィ効かせたメシ食わせてやれよコンチキショー!!」
「んだよみんなして〜。トド松も怒るしお前までなんかうるさいし〜。ビールちょーだーい」
主ちゃんが俺の背中をさすりながらグラスにビールを注いでくれた。
「あははっ、おそ松くんらしいですよね。なんて言うか飾らない感じが。それに、わたしチビ太くんのおでん大好きだから嬉しいです!」
「へっ…そうかい。嬉しいこと言ってくれるじゃねーか。そんじゃ、これはオイラからのプレゼントだバーロー!」
チビ太のヤロー、俺には何もくれないで主ちゃんの器にだけボトボトと大量におでんを入れている。
「やったぁ!ありがとうチビ太くん!あ、でもちょっと多いからおそ松くんも食べるの手伝って」
「えーマジで?ひゃっほ〜い!」
「ケケッ!主ちゃんにはかなわねーなぁ!」
なんだよ。
ちゃんと主ちゃん喜んでんじゃん?
よかったよかった。