第4章 三男とオモチャ
「あっ…あぁっ…!!」
恥ずかしいのか、顔を腕で隠しながら喘ぐ主ちゃん。
こちらを見ていないことを確認し、僕はポケットからひみつ道具を取り出した。
なんて、ふざけている余裕は、今の僕には全然ない。
右の乳首を吸いながら、ローターのスイッチを入れる。
——ウィーン…
急に聴こえるモーター音に驚き、主ちゃんが顔を上げる。
「…えっ、なに?」
彼女がこちらを向くよりも早く、左の乳首にローターをあてがった。
「ちょっと…チョロ松くんっ!?」
どう当てれば気持ちいいのか分からず、強く押し付けたり、弱く当てたりを繰り返していると…
「あぁぁ…すご…い…!」
喘ぎ声に導かれ、主ちゃんは触れるか触れないかギリギリのところで振動させると気持ちいいことが分かった。
「なん…でっ…こんな!あっ…んぁっ!?」
「感じてる顔、すごく…かわいい…」
普段、セックス中はあまり話さないのに、見惚れるほどのかわいさに心の内をそのまま口にしてしまう。
「チョロまつ…くんっ…大好き…」
甘い声で、主ちゃんは僕に愛を囁いてくれた。
嬉しさと恥ずかしさで顔が熱くなる。
でも、僕もキミにちゃんと応えないと…。
ローターで刺激を与え続けながら、顔をあげ主ちゃんをまっすぐ見つめた。
「…僕も…大好きだよ…」
「…キス…して…」
「…うん」
照れくさそうに甘える、愛らしい主ちゃんの唇にキスを落とす。
気持ちを確かめ合うような口づけをしながら、僕は、主ちゃんのスカートを乱暴に捲り、ショーツを下ろした。