• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第28章 ※アンケート投票第3位 十四松パンとわたし


わたし達が出会ったばかりの頃、十四松くんの背中に乗せられて空を飛んだことはあった。



いや、それも十分信じられないほど凄いことなんだけれど。



でも、まさか、ついに……———



わたしまで空を飛んでしまうなんて…!!



・・・



「スゴい!!街があんなに小さく見える!」



目下に見える美しい夜景に見惚れてため息がこぼれ落ちる。



「身体も軽い!気持ちいいっ!」



空の上、まるで水中のように自由自在に身体が動き、楽しくなってくるりと回ると、十四松くんも真似して竜巻のようにぎゅるるんと回った。



「あっははー!楽しいねーー!!」


「トト子の次はコイツとか、アンタってブス専?」


「こーら!ヤキモチ焼かないのティンカーイチ!あと、余計なことも言っちゃダメだよ?」



どうやら妖精の名前も限りなくネ○ーランドの住人に近いようだ。



「ねぇ、十四松くん!」


「十四松パンだよ!」



ゆずれないこだわりがあるらしい。



「じ、十四松パン!一体どこに連れて行ってくれるの?」


「主ちゃんにとって、夢のような場所だよー!」



そう言うと、彼はわたしの手を引きながら、月に届くんじゃないかと思うくらい高く高く上昇した。


わたしは期待に胸を弾ませ、強く手を握り締める。




・・・


/ 1118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp