第27章 アンケート投票第3位 お風呂でカラ松
「えっと、ありがとうって何が?」
わたしは尋ねながら、泡を手に取りカラ松くんの背中を洗う。
「いつもオレから誘っていたのに、主から来てくれて…」
「うん…」
見つめ合うと、カラ松くんが腰に手を回してきた。
「それに、今日は1日、お前を休ませるために我慢しようと思っていた。だから…たまらなく嬉しかったんだ」
「カラ松くん…」
クイッとあごを掴まれ、心臓が跳ね上がる。
しばしの間見つめ合うと、彼は口を開いた。
「お前のほとばしるパッションに…オレのソウルはバイブレーションが止まらないぜ!!」
「……」
(せっかく、ときめいていたのに…)
わたしの胸の鼓動が、
その一言で、
穏やかになっていった…。
「どうした?黙り込んで」
(でも、これがカラ松くん…)
「何でも…ないよ」
(これが、カラ松くんの個性…)
「もしかして、ここを洗って欲しいのかい?」
「あっ……」
長い指が、わたしの恥丘を優しく撫でた。
手のひらで覆われ、上下にゆっくりとさすられると、身体の奥底から湧いてくる快感に腰の力が抜けそうになる。
「はあぁぁあ……へんな…感じ…」
「主は本当に敏感だな」
内股の奥に手を埋められ、指が何度も花びらをなぞる。
くすぐったくて、気持ちよくて、恥ずかしくて…わたしは感じている顔を隠すように、カラ松くんの胸に身体を預けた。