第26章 鬼の寝る間にいちごパンツ おそ松
主人公視点
「ねえっ!!何これ!!」
夜中にペチペチとおそ松くんを叩き起こした。
「んー、なんだよぉ〜。疲れてんだから寝かせて〜」
「寝ている間に、変なの履かせないでよっ!!このヘンタイ!!」
「変なのじゃなくて、いちごぱんちゅ。どれどれ〜?おっ、かーわいーい!!」
おそ松くんは、寝ぼけながら手を伸ばしてわたしを抱きしめてきた。
「かわいくない!わたしの…その、履いていた下着はどこなの!?」
「ここ」
「ち、ちょっと!!何で持ってんの!!」
「静かにしてよぉ、嗅ぎながら寝たかったからに決まってんじゃん…おやすみ〜」
「信じらんない!!返して!!」
「ヤダね〜。俺のためにこんなエロい下着買っちゃって。えらいねーヨシヨシ!」
不意に頭を撫でられた。
「……」
「あれ?もしかして照れてんの?もーカワイイなぁ主ちゃんは!」
「うる…さい…」
(勇気を出して着けたTバックが、目を覚ますといちごパンツになっていて、すごくショックだったんだから…)
でも、頭ナデナデでなぜかイライラが落ち着いてしまったのだった。