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おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第24章 ※青りんごサワー チョロ松




いろいろあったけれど…僕も少しずつ成長しているなぁ!


「主ちゃん、飲みもの決まった?」


彼女が頷いたのを確認して、僕は隣の机を片付けている店員を呼ぶ。


「えっと、ウーロンハイと…」

「青りんごサワーください」


店員は「はいよっ」と軽快な返事をしていなくなると、すぐに飲み物を持ってきた。そのタイミングで、僕はつまみを自分チョイスで注文する。


「すごい。チョロ松くんこなれてる感じ!」

「そそ、そんなことないよ!男ならこれがフツーでしょ?はい、カンパイ!」

「かんぱーい!」


主ちゃんがジョッキに愛らしい唇をあてがい、コクコクと青りんごサワーを飲んでいる。


(はぁーーーん!!何度会ってもかわいーー!!全然飽きないっ!飽きるって何!?僕という辞書に、主を飽きるって文字は皆無!!マジいつも新鮮!!なんでお酒飲んでる仕草だけで、僕をこんなにドキドキさせるの!?マ、マズい…、会う前にチョロシコスキーしなかったせいで、再度僕の分身が反応してきている…!?)


なんて繊細な下半身なんだ。それほどまでに彼女を欲するのか。

アルコールを摂ると勃起が収まるので、グイッとウーロンハイをがぶ飲みした。


「ップハーー!!」

「ふふっ、今日は威勢がいいね!」

「あ、ごめん!調子乗って一気飲みしちゃった…」

「ウーロンハイおかわりでいい?」

「う、うん!ありがとう!」


気の利く素敵な主ちゃんは、すかさず店員にウーロンハイのおかわりを頼んでくれた。


(僕としたことが!落ち着けチョロ松…。兄弟の前ならまだしも、僕のアイドル様の前で悪酔いだけはするな!!そして勃起もするな!!頼むから勃起は使用する時にだけしてくれ!!一生をかけて彼女の紳士で真摯な親衛隊長になるって誓ったじゃないか!!)


屈託のない笑顔を向けてくる彼女の前で、僕は努めて平静を装った。

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