第19章 ショタごっこin松野家 十四松
チョロ松視点
銭湯から帰ってきた僕達は、主ちゃんも含む7人でポーカーをすることになった。
まぁ、どんな勝負だったかは割愛するけれど、それは壮絶なる死闘だった。
十四松の彼女なのにも関わらず、僕達はみんな主ちゃんにいいとこを見せたくて必死になった。
だけど、ポーカーの駆け引きの要、心理戦に集中しようとすればする程、主ちゃんがお風呂上がりに放つイイ匂いと、十四松から借りたダボダボなパーカーから見える、エロすぎる生足に翻弄されてしまい…。
無職で童貞(非常に受け入れ難いが十四松以外)な僕達は、己の欲望と十四松に対する恐怖心に完全に精神を持って行かれてしまい、結果、主ちゃんが二十連勝一人勝ちという、なんとも滑稽な結末を迎えたのだった。
勿論、オールタッティだったのは言うまでもない。
そして、就寝時間を迎えた…。
・・・
「なぁトッティ、知ってるか?」
「なぁに?おそ松兄さん」
「主ちゃんって十四松のパーカーの下にさ、下着しか着けてないんだぜ」
「エロすぎーーっ!!」
(確かに…あれはエロかった。あのちょい膝上くらいの絶妙な丈がハンパなかった)
「そして、同じ建物内に、女子が寝てるというこの事実…」
(やめろゲス松!興奮して寝られなくなるだろ!!)
「…」
——ガサッ
黙ったから寝たのかと思っていたら、おそ松兄さんはむくっと起き上がった。