第18章 お医者さんごっこ 一松
ノーブラにワイシャツ、聴診器、ショーツだけ着けた主が、仰向けになったおれを覗き込む。
お医者さんごっこをさせたかったのに、白衣が家になかったので、医者と関係ないけどなんとなくおれ好みのエロい格好をさせた結果こうなった。
聴診器は何故あるのかというと、ペットショップ勤務だから犬猫用に用意して未使用なのがあったらしい。なんでも、子供用を動物にも使えるとかなんとか。
「…じゃ、舌が使い物になるのか確かめるから…さっき教えたセリフ言って…」
「……」
口ごもる主におれは大袈裟に咳き込んでみせた。
「ゲッホ!…ゴホゴホッ!!あー風邪とヤケドのダブルパンチで死んじゃう」
「わ、分かったってば!!……では松野さん、舌の火傷が痛いんですね?」
「ハイ…。何食べても味の感覚なくてシンドイです」
「困りましたねー。では、お…おっぱいで…検査しまーす」
「…オネガイシマス」
シャツのボタンが外され、ぷるんとしたおっぱいが仰向けになったおれの顔の上にくる。見るや否や、おれは夢中でしゃぶりついた。
(あー癒される…)
チュパチュパと、ワザと音を立てながら乳首を吸う。
「ん…ふぅ……松野さんっ…舌の感覚は…どう、ですか?」
「乳首が…コリコリしているのがわかりマス…」
おれの身体を診察しろというのが、火傷のお詫びで要求した内容。
「…っ松野さん…んんっ…!」
なんか、なんだかんだ主も楽しんでいる気がする…。
「し、舌は…しっかり動いて…問題っ…無いようですね……!」
チュパッ…
「あ…」
名残惜しそうな音を立てながらおっぱいが離れて行った。