第2章 次男と露天風呂にて…
「ね、自分で銀河がなんちゃらって言ってたのにノリ悪くない?恥ずかしかったよ…かなり。二度と珍妙な台詞に乗っからないからね!」
「わ、悪かった。少しだけのぼせてしまって…。もう平気だ」
「カラ松くん、疲れてるんじゃない?今夜はゆっくり休んだほうが」
「答えはノーだ!」
「わっ!?」
オレはすぐさまキスを再開した。少しでも長く主を味わっていたい。
唇を首筋にずらし甘噛みすると、可愛く声を漏らし肌を粟立たせている。
うなじの生え際を優しく噛み、舌を這わせ、じんわり滲む汗を舐めてやる。
ちゅ、と音を立ててキスを落とせば、声をこらえながらギュッと抱きついてきた。
「どうした?声を我慢してるのか?」
「だ、だって…今隣から話し声が…ん…聞こえたっ…」
どうやら隣室の客も客室露天に入りに来たようだ。
フフーン、運命の女神がオレに微笑みかけているな…。
「そうか、じゃあ…ちゃんと我慢するんだぞ?」
予定外のエロい展開になってきて胸が高鳴る。
「え?部屋に戻らないの?んぁっ!?んんーっ!!」
左の乳首を吸いながら、右側をキュッと摘まむと、主は唇を噛み締め必死に声を押し殺している。
快感に仰け反る背中を右手で支えると、よほど気持ちいいのか肩が震えていた。
いや、オレの与えている刺激だけではない…。
きっと主は…
「どうした?声が漏れているぞ?それじゃあ聴こえてしまうなぁ?しつけが必要か?」
「んっ…ごめん、なさい…!んぁ…んーっ!!」
(羞恥心で興奮している…。さすがはマイハニー!何度抱いても新たな一面を見せるミステリアスガール…!)
胸への愛撫を続けると、主は快感に身をよじり出す。
オレは寄りかからせていた右手をそうっと傾け、優しく主を寝かせた。
そのまま指で秘部をなぞれば既に蜜が溢れ出ている。
愛液を指に絡め取り、わざと主に見せつけた。
「こんなに濡らして。隣に聴かれて興奮してるのか?」
「ち…ちがうっ…!恥ずかしいからやめて…!」
泣きそうな、それでいて懇願するような艶っぽい瞳を向けられ、オレのハートに火がついた。