第2章 次男と露天風呂にて…
オレはキスがたまらなく好きだ。
互いの吐息と唾液が混ざり合うと、何とも言えない高揚感が襲ってくる。
主を後ろから抱きしめ、柔らかな乳房を両手で包み込むように触れながら、長いキスを交わした。
糸引く唾液を舌ですくい取りながら、ピンク色の唇をそうっと舐めると、愛らしい乳首が少しずつ反応し始める。
(まだキスしかしていないのに、もう感じ始めているのか…)
手のひらで胸をなぞるように触れると、キュッと固くなった胸の先端が指の間に引っかかる。
「ん…あっ…」
その敏感な突起を人指し指と中指で挟み、擦るように動かすと、主の身体が脱力しオレに寄りかかってきた。
その間もずっと、キスを求め続け…
「ん…ん…」
吐息を漏らしながら狂おしく快感に酔いしれる様は、オレをますます虜にさせる。
だが…
「のぼせてしまうな…。ここに座るぞ?」
お互い額に汗がじんわり滲んできたので、ふちに座り、膝から下だけ温泉に浸かった。
すると、
「ねぇ…銀河がわたし達を見てるよ?」
膝だけ浸かったまま仰向けになり、何とも詩的な台詞を口にしながら天を仰ぐ主。
ちょっと待て主。
全裸でその体勢はいろいろとマズイぞ。
ジェントリーセックスカラ松モードを強制シャットダウンさせる気なのか…!?
主の下半身の…宝具が丸出しじゃないかっっ!?
見たくなくても目をそらせない、そらす男などありえない!そんなヤツはオレがぶん殴る。
ヤバい!オレの中のビーストが今にも咆哮しそうだーっ!?
「カーラまーつくんっ!」
挿入してハイサヨナラではなく、主とどうしてもゆったりセックスしたかったオレは、ウミガメの産卵を脳内再生し己のビーストをクールダウンさせていた。
そこへ起き上がり、オレに肩を寄せ可愛く甘えてくる主…。