第12章 ※チョロ松の台本 ライジング編
トド松視点
「じゃあ、僕が自分と主ちゃんの二役するから。主ちゃんと話そうその一、自己紹介編、スタート!!」
地獄のリハーサルが始まった…。
チ「お邪魔しまーす」
お「やあいらっしゃい。ようこそ松野家へ」
チ「こんにちは。you主です。チョロ松くんの専属アイドルです」
二人とも会話に抑揚ぜんっぜんねー!!
下手くそすぎっ!!てか専属アイドルって何!?
お「いやぁ、こんなかわいい子と付き合っているなんて、お前も隅に置けないなぁ」
チ「や、やめろよおそ松兄さん。主ちゃん、こっちが長男のおそ松兄さん、そっちが次男のカラ松兄さん」
カ「フッ……」
カラ松兄さん…台本書き換えられて、ホントにいつも静かに笑ってる役になってる…。
一「ぼ…ぼくは、い、一松で…す。好きな物は猫。キミ…、ね、猫みたいでか、かわいいねブッフォ!!!!」
一松兄さん吐血しちゃったよっ!!ムリもないって!普段の闇属性兄さんを知っているのに、なんでこんなキャラにしちゃったの!?
十「ぼく十四松です!趣味は野球とプロレスかな!よろしくね!!」
な、なんか一番普通だな…っと、次はボクの番だ!えーと…。
ト「トド松です!主ちゃんよろしくね!以上っ!って何この没個性!?ボクのあざとかわいさどこーーっ!!??」
——ビリィッ!!
勢い余って台本を真っ二つに破いてしまった。