第78章 ※おまけ ありがとうを君に
主ちゃんは不安げに僕の目をじっと見つめると、服を胸元まで一気にたくし上げた。
ってか、急に積極的になって鼻血出るかと思った。
僕の目の前に愛らしいおへそが見える。
「ほら…ね?」
「う、うん?かわいいけど?」
何だ?
何がしたいんだ?
「うそ!」
「うそじゃないよ」
僕は今何を試されてんの!?
「触ってみて…おなか」
「わかった…」
触るなり舐めるなりザーメンぶっかけるなり何でもするけどだから何!?
…ごめん、今のは下品すぎた。
彼女の思惑がよく分からないけど、言われるがままツンツンと脇腹を人差し指でつっつく。
「ね…?」
「うん、か、かわいいよ?」
「こんなに太ったのに!?」
「あへぇっ!?」
うわ、思わぬ展開に驚いて変な声出ちゃったよ!?
あー…そっちかぁー!!
「全然分かんない!前と変わりないよ!太ったと思ってセックスしたくなかったの!?」
おへそをしまいながら恥ずかしそうに頷く主ちゃんを、たまらず押し倒す。
「あのね…チョロ松くんにあげるチョコ作って沢山味見したら、一日で一キロも太っちゃったの」
(はあーーーーん!!かわいーーーーー!!)
「じゃあ二人でいっぱい運動しよ?僕さ、バレンタインにちなんでこんなの買っちゃった」
スーツを乱暴に脱ぎ捨てながら、鞄からローションを取り出す。
「な、何それ?」
「チョコレート味の食べられるローション。ほら、お風呂行くよ」
「わたしが作ったチョコは食べないの?」
「食べるに決まってる!でもまずは主ちゃんをいた抱きますっ」
服を脱がせてお姫様抱っこでバスルームへ向かう。
こんなに幸せでいいのだろうか?なんて思いつつ、僕は濃密なチョコレートパーリーナイツを楽しんだのだった。
三男の場合 fin