第74章 ぼくだけの姫君 四男END
チョロ松視点
僕の弟、松野家四男一松。
一体、大切な彼女にナニをしたと言うんだ。
どれほど酷いことをしたと言うんだ。
変に勿体振るせいで、僕の中ではにゃーちゃんコスさせて媚薬を飲ませたのち、リモコンローターとバイブ、極太ディルドを縞パンの中に忍ばせ満員電車に乗せたり神社の階段をウサギ跳びさせるという、極エロプロデューサーごっこ拷問をしている絵面しか思い浮かばない…!
「千本ノックとかー?」
「ナイショ」
あぁぁあーーっ!ピュアな回答やめて十四松!!自分の妄想がひどすぎて死にたくなるっ!!
「ちょっと一松ぅ、プレイはお互いの信頼関係ありきで初めて成立するワケ。そこんとこ重要だから」
「なに童貞のクセにそれっぽいこと言ってんの?聞いてるこっちが悲しくなるから」
まさか一松が一番乗りで童貞の輪廻から抜け出すとはね。
犯罪者予備軍な闇属性四男がさ。
「オレは愛さえあれば何もいらない。過激なのだってお望みならば応えてやる。カラ松ガールズの心と身体をオレの愛で満たしたいからな…」
「あーカラ松ってそーゆーとこあるよねー。実はイチバン独占欲強そ〜。オレ色に染める的な?俺はとりあえず言葉攻めで悶えさせたーい。シチュエーションを楽しみつつ、ソフトSMで満足しちゃうかも〜」
「なんで性癖暴露大会になってんの!?兄弟のなんて気持ち悪いし知りたくもないから!!」
僕が耳を塞いで聴覚をシャットダウンしていると、横にいたおそ松兄さんが立ち上がり、一松の隣にドカッと座った。