• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第73章 ※カラ松のお年玉


三十分ほど並んで、いよいよオレ達が賽銭箱の前へ。
七人で並んで賽銭を投げ入れる。

願いか…。

オレの願いは、主とファミリー、いや、日本中、違うな…世界中の人々が幸福になることだ。
そのためにも、世界中のカラ松ボーイズ&ガールズに、オレのハートを歌に乗せて届けたいっ!

…いや、落ち着くんだ。
こんなにビッグな願いでは、ゴッドも正月早々困り果ててしまうな。
ここは控えめに、武道館でワンマンライブくらいに抑えておくとしよう。


…やっぱりやめた。


(仕事を頑張って続けて、主と将来結婚出来ますように)


これがマイベスト、だな。

世界を幸福にする為には、まず己が幸福にならないといけない。

自分が持っていない物を人に与えることは出来ない…だろ?


「フッ、オレの想い…ゴッドイヤーへ届けたぜ…って、みんな?あれ?」


目を開けると、オレの周りから全員いなくなっていた。

やれやれ。

はしゃぎ過ぎだぜ?主、ブラザー。


(やだやだやだーーっ!!置いてかないでーーーっ!!)


オレは人ごみの中、半べそかきながら主達を探し回った。




/ 1118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp