第3章 光琉×廉斗
「あんたのせいよ!そう、あんたのせい!!!」
びし、と指をさすとその手を無理やり下に降ろされた。
「人を指さしてはなりませんと、教わりませんでしたか?」
また馬鹿にしてきた。
「うるさい!!」
ちょっとは良い人かなって思ってたのに!!
なんなの!調子に乗っちゃってさ!!
「落ち着いて下さい、お嬢様。とりあえず紅茶をどうぞ」
「はいはい、どうも...ってこら。落ち着かせないのはどこのどいつだおい!!」
紅茶はもらうけども。
なんだかやっぱり調子が狂う。
いつもはちゃんと落ち着いてるのに!