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お嬢様のお悩み

第3章 光琉×廉斗



「ところで課題の方は進められましたか」

外から部屋に戻り、引きこもること1時間。
廉斗が入ってきた。

「もうバッチリ!」

廉斗がノートを覗くと、眉間に皺を寄せた。

「え、なに?」

「字が...」

視線を辿って、そこを見ると漢字の間違い。

「間違えてる!!」

慌てて訂正すると、廉斗は馬鹿にした笑みを私に向けてきた。

「やはり馬鹿ですね、ふっ」

「おぉおおおい!!!ふっ、ってなによ!!!」

「こんな簡単な漢字を間違わられるとは」

ニヤニヤニヤニヤ、と気持ちが悪い男だ。
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