第2章 執事達
実習を終え、テストも無事にクリアした。
あとは仕える先の家だ。
雇い主は雇う執事を選び、面接して雇う。
だからこちら側は雇わられるのを待たなければならない。
「なんか、ドキドキすんな」
「変な雇い主だったら最悪だよ」
「だよな、変な気とか持たれちゃたまったもんじゃねーし」
「しばらくは様子見だ」
4人は優秀なので、雇い主からのお願いは結構なほど届く。
しかし、それのほとんどが変な雇い主で。
たまに好かれすぎて婚約者にまで至った執事も実は居たりするのだ。
4人も、そんな雇い主に当たらないかヒヤヒヤしている。