第2章 執事達
ペア分けは、バラバラ。
なのに4人は光琉となったのだ。
「え、マジやだ」
「れんれんと優となんて吐き気がするね」
「黙れ、言いたい放題言いやがって馬鹿双子」
「決められたことだ。仕方ないだろう」
相変わらず真面目な優を無視して、3人の恒例の言い合いが始まる。
「馬鹿ぁ!?」
「バカはそっちだろ馬鹿」
「てめ...っ!!!」
「れんれんには分からないよね~」
「言葉遣い荒いし、猫かぶりだしね。ムカつく」
「...っるせぇな!!」
「....恥ずかしくないのかお前らは...」
注目の的となっている3人に、ただその一言だけを言い放った。