第2章 執事達

『やっぱみんなは光琉目当てなわけねぇ』

『な、なに言ってるの!?そんなわけないじゃん！ば、馬鹿ね！』

「あからさまに照れてるな」

「へー、可愛いね」
「俺、西条院家目指していっちょ頑張ろうかな」

「良いから黙れ」

授業というより、もはや光琉をガン見する執事学校の生徒。
優だけは授業風景を観察していた。

「優!」

「次は実習らしいぜ！」
「優のお目当ての西条院さんは俺もらう～」

「あ、ちょっ、待てお前ら!!!」

やはりいちばん目立つのは、
間違いなくこの４人でしょう...