第10章 君の笑う頃に。
「お、お兄ちゃん....早いよー...っ;」
遅れて瑠那ちゃんがやって来た。
ものすごく息切れしている....(笑)
「あ、ごめん瑠那」
「もうっ...」
瑠那ちゃんは息を整えたあと、皆に挨拶する
そして私の方を見て、
「光琉ちゃん久しぶり!」
「久しぶり!元気してた?」
「うん、まあまあかな」
瑠那ちゃんは背丈が小さい分、
上目遣いが上手い。
これがもう可愛いの!
頭をなでなでしてギュッとしてあげたいよ!
「ふふ、光琉ちゃんあーそぼ!」
そんな浮かれた気持ちも抑えて、
私は瑠那ちゃんと中へ入った。