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お嬢様のお悩み
第10章 君の笑う頃に。
だ、だって関西から?明日に?来るなんて!
唐突過ぎて逆に焦ってしまいますよ!
「お嬢様」
ヒロさんがいつもより険しい顔で立っていた。
まるで他人みたいに見るヒロさん。
悲しくなんかない。ないけど...。
「お話が...「ひっかるー!」
ドンッ
ヒロさんの言葉を遮ってきたのは風真。
「……」
何を言いかけたのかな。
遮られ、風真がヒロさんに挨拶すると
ヒロさんはニコッと優しく微笑んだ。
まるで、何もなかったかのように。
「久しぶり、ヒロさん!」
なんか変だな、ヒロさん。
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